ココロコネクト 第5巻 クリップタイム 感想

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)


先月末に発売されたココロコ最新刊ですが、ようやく読み終えました!
ココロコももう第5巻目なんですね…!
以下感想。ネタバレ注意!


今回は短編集ということで、1〜4巻までの間に起こったエピソードから3話、4巻以降のエピソードが1話という構成でした。
流石にふうせんかずらは出てこず、1話毎のボリュームも軽いので、気軽にサクサクと読めます。
今までの話が重かったので、このくらいの日常エピソードもたまにはいいですね!

前半3話については今までのお話の補完という事もあり、時系列に当てはめて読んでたんですが、
稲葉んと伊織の関係性とか、稲葉んが太一に告白したあとの伊織の行動とか、切なくなりますね…。
特に、4巻の伊織を見ているだけに、もがきながらも普通に振る舞ってる伊織はなかなか読んでて辛かったです。
稲葉んに関してはだんだんとデレていくデレばんっぷりが面白かったw
11月のエピソードは稲葉んファンは必見じゃないでしょうか!

10月のエピソードは、久々の唯主役回で新鮮でした!
唯→青木へ気持ちが動くきっかけにもなっているエピソードなので、まさにストーリー補完回ですが、
終始出てくる藤島さんの無双っぷりがたまらないですね!
おかけで唯があまり目立ってなかった気も…w

後半1話は「ペンタゴン++」という事で、文研部に新入生が入部するエピソード。
ここから時系列上では最新のエピソードなのでドキワクしてましたが…
稲葉んのツンデレばんっぷりはひどいですね!w
今までのアイデンティティはなんだったのかと思うほどの壊れっぷりでニヤニヤが止まらないw
今までちらっと出てきていたクラスメイトとの会話や、伊織が部長っぽく振る舞ってたりと、今までからの変化もいい感じです。

新入部員の2人は個人的にはアリでした。
千尋は、最後の伊織とのやりとりからも分かるとおり唯に気がある見たいですが、
こう斜に構えてるけど実は密かに想いを寄せている的な構図はなかなか良いと思います。
なにか大きい事でもない限り噛ませとして終わっちゃいそうですが、
その時はその時で伊織との展開があるのかな、と。それはちょっと嫌だけど。
紫乃の方はなにかと動かしやすそうなキャラですね。
紫乃→千尋の構図はないかとも思ったんですが、紫乃自体は天然ぽそうに見えて空気読めてる子なので意外とアリ線かもですね。

巻末の千尋とふうせんかずらの遭遇からまたもやランダムシリーズに戻る感じですね!
今度はなにがランダムになるのか、新入部員の2人はどう受け止めるのか非常に気になります。
次巻に期待です。